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カリアリVSユベントス

セリエA第三十五週

引き分け11

「危機は脱しましたが、元通りになるにはまだしばらく時間がかかります」。大病した病人への医師の決まり文句が今のユベントスにはピッタリだ。

FWTrezeguetTrezeguetらしいスタイルで(高くあげた足のアウトサイドでボールをチョンとつつく)得点できた。これが何よりうれしい。何試合ぶりかに、安堵することができた。これでよい。これが見たかった。

ユベントスは前半から飛ばしていた。チャンスもたくさん作ることに成功していた。特に、前半11分のEmersonからのパスをTrezeguetがシュートしたボール、19分のNedvedからのパスをIbrahimovicがシュートしたボール、どちらも素晴らしかった。Vieiraのタイミングの合ったヘディングもあった。Nedvedの絶妙なクロスもあった。アーセナル戦以降、チャンスらしいチャンスを作ることができず、苦しんでいたユベントスは、ようやくその状態から抜け出すことができた。

ラツィオの一点は、前半25分。今シーズンはじめてといってよい、CannavaroThuramのエラーが失点の原因だった。まずCannavaroが右サイドをえぐられてからのクロスを止められなかった。そしてThuramがクロスボールめざして飛び出してきたラツィオの選手を止められなかった。二人とも寄せが甘い。他の時間帯がいつも同様、隙のない見事なプレーだっただけに、惜しまれる。

ユベントスが勝てなかったのは、本当に不運としか言いようがない。しかし珍しい不運なんてものが、長続きするはずはない。次戦はすっきり勝ってくれることを、筆者は確信している。

CapelloAbbiatiZambrottaZebina6、CannavaroThuramEmersonVieira6,MutuNedved6.5Ibrahimovic6.5Trezeguet6.5