ユベントスVSバイエルン
チャンピオンズリーグ グループステージ 第四戦
勝利2-1。
ミドルシュートではない。強力なバイエルンのDFが密集しているゴール前から、Trezegueが決めた。しかも二回。蹴り方はいつも同じ。ボールが回転して変化するわけでも、意表をつく高さにホップするわけでもない。並の強さの素直なボールがゴールまでまっすぐ進む。なのに誰も止められない。Trezeguetは誰にも対応できないコースにボールの角度を急旋回させることができる。秘密は回転のスピードとキックのタイミングのみ。FWなら誰でも持っている技術をTrezeguetは徹底的に磨きあげ、技術のクオリティを変えてしまった。バイエルンの強力な壁を真っ向勝負で打ち砕く。これなら他の強豪相手であっても、互角以上の勝負ができる。
今日のユベントスは、バイエルンとくいのサイド攻撃を封じきり、チャンスらしいチャンスを相手に与えなかった。Vieiraが戻ってくると中盤の動きが見違えるほどよくなる。Vieira本人は、好調時とは比べものにならないほど、コンディションが落ちているのに、不思議なことだ。
ミラン戦敗北のあとのいやなムードを払拭する、大事な勝利だった。
Capello6、Abbiati6、Thuram6.5、Zambrotta6.5、Cannavaro6.5、Chiellini6、Emerson7、Vieira6.5、Nedved6、Mutu5.5、Trezeguet7、Ibrahimovic6.5