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バイエルンVSユベントス

チャンピオンズリーグ グループステージ 第三戦

敗北2-1

 ボランチがディフェンスに終始し、アッタックポイントを決定できないとき、ユーベの攻撃力は激減する。IbrahimovicTrezeguetもボールがこないことには仕事はできない。Emersonが的確なパスを送るために必要な余裕を、Giannicheddaは与えることができなかった。

 バイエルンは両サイドが強力なチームだ。Zambrottaはボールを扱うテクニック、相手との格闘技どちらの面でも素晴らしかった。そのZambrottaにしても、突破できないほど、バイエルンのサイドは堅い。

 得意なサイド攻撃が機能せず、中盤が弱体となると、あとはバックスから、ロングボールをフィードするしかない。ところが、今日のユベントスは、いたずらにバックパスを繰り返すシーンが多く、中盤を飛ばして思い切って前線にボールをフィードすることをしなかった。

 前半、バラックのシュート、FKと二回ボールをとめたAbbiatiも、右のMFダイスラーの意図を読み間違え(直接のシュートはないと思った)ゴールを許してしまう。ここだけとれば不味いプレーだったが、前半後半にそれぞれ一度ずつあったバイエルンの怒濤の攻めの時間を、一点でしのぎきったのだから、Abbiatiはまずまずのプレーをしたといえる。敗因をAbbiatiだけに押しつけるのは間違っている。鋭く正確なセンタリングを繰り返し送り込むことのできるバイエルを相手に、失点ゼロは不可能に近い。それ以上に点を取ることを考えるほうが現実的だ。

 後半終了間際のユベントスの得点はFKから。Del Pieroが触れば一点という良いコースに放り込み、それをEmersonがヘディングで落とし、落ちてくるボールをダイレクトでIbrahimovicが叩く。見事なゴールだった。

 中盤が弱いときどう前線にボールを送るか、それが今のユベントスの課題だ。手を負傷し、後半は脚を痛めていたGiannicheddaの交替要員がいない。苦しい。Vieiraの一日も早い復帰が望まれる。

Capello6、Abbiati6,Cannavaro6、Thuram7、Zambrotta7、Blasi6、Emerson6.5Giannichedda5、Camoranesi6.5Nedved6.5Ibrahimovic6.5Trezeguet6