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ユベントスVSラピドウィーン

チャンピオンズリーグ グループステージ 第二戦

勝利3-0

 待ちに待ったIbrahimovicの得点。右サイドからNedvedがスペースに落としたボールをシュート。高くあがったコントロールの難しいボールを、ミラクルレグで狙ったコースに弾くと、ワンバウンドしたボールはキーパーの隙をついてゴール。ここ三試合ゴールがなく、はた目にもイラ立ちが感じられた、攻撃の柱が決めたことを素直に喜びたい。

 自身が得点したあと、Ibrahimovicは途中出場のDel Pieroに気をつかって、自分がシュートを打つべき局面でさえ、Del Pieroへパスをだそうとしていた。これと対照的だったのが同じく途中出場したMutuMutuは、前線にパスを送った方が得点確率の高かったであろう局面で、ドリブルを選択しゴールを奪った。IbrahimovicにとってDel Pieroが特別な存在であることはよくわかった。しかしIbrahimovicの魅力はそこにはない。自分のゴールにこだわり、自分の栄光(たとえばパルムドール獲得)を追求する、それも無遠慮に直截に、それがIbrahimovicではないのか。今シーズンのIbrahimovicはお行儀が良すぎる。そんなのは彼には似合わない。

 ラピドウィーンは良い守備をした。その守備を破り、彼らの希望を砕いたのは前半終了間近のTrezeguetのゴール。この初得点の起点になったのはZambrotta。ドンピシャのパスは見事だった。

Capello7、Abbiati7.5Cannavaro6.5Thuram6.5Zambrotta7、Pessotto6、Giannichedda5.5Emerson6.5Camoranesi6.5Nedved7、Ibrahimovic7、Trezeguet6.5Mutu6.5