ウディネーゼVSユベントス
セリエA第4週
勝利0-1。
ユベントスのDFが今期初めて組織として機能していた。上手くいっているという意識がプレーを溌剌とさせる。Kovac、Abbiatiのファインセーブはこのムードのなかでうまれた。ムードを一変させたのは、中盤の底にディフェンス専門のGiannicheddaを配置したことによる。前にいつも守備的なMFがいることで、ユベントスの最終ラインは、目まぐるしくポジションチェンジをすることなく、自分の位置でディフェンスを組み立てることができた。新加入のメンバーが多く呼吸のあわない現時点では、これは助かる。
Giannicheddaの登用は攻撃にも非常に良い効果をもたらした。守備の負担が減ったEmersonとVieiraがウッディネーゼのDFを、柔らかいメロンでも切るように、いともたやすく切り裂いていく。仮に失点していたとしても、すぐ取り戻せる、そんな雰囲気がチームに満ちていた。4-1-4-1という新しいフォーメーションを見いだしたCapello采配は、見事という他はない。
得点はVieiraのヘッド。お膳立ては二人。正確な長いパスを前線に通したBlasi、ヘッドで空いたスペースにズバリのボールを落としたDel Piero、どちらも溜息がでるような素晴らしいプレーだった。